『日语学习』政治:小沢氏、会談「平行線になるかも」

会談の行方に早くも暗雲です。野田総理と消費税増税法案に反対する民主党の小沢元代表が来週にも会談することになりましたが、小沢氏は２４日のグループの会合で「自分の考え方は変わっていない」と述べ、譲歩することに否定的な考えを示しました。
２４日、７０歳の誕生日を迎えた民主党・小沢元代表。２２日に輿石幹事長と会い、消費税増税法案の扱いをめぐって野田総理と輿石氏を交えた３者会談に応じる意向を示しましたが・・・
「私自身の考え方は変わっておりませんので、その意味で議論が平行線になるかもしれませんけれども、幹事長がそれでも２人で・・・」（民主党 小沢一郎元代表）
消費税増税法案に反対の姿勢は変わらず、野田総理への譲歩には否定的な考えを強調しました。
「平行線になるのかならないか含めて、やってみないとわからないレベルで」（民主党 輿石東幹事長）
２人の間を取り持つ輿石氏は、早ければ２９日にも会談を行うべく日程調整に入っています。
「党一体としてこの法案成立に向けて全力を期していく態勢を整えているところ。（小沢氏との会談は）腹を割って大局観に立ってご理解いただくような会談にしていきたい」（野田佳彦総理大臣）
一方、野田総理は会談を通じて小沢氏に理解と協力を求める考えを示し、今の国会で法案を成立させる方針に変わりがないことを重ねて強調しました。
双方が歩み寄りを見せない中、野党・自民党からは、小沢氏が「反対」の姿勢を変えないのなら、野田総理が「小沢切り」を決断すべきという声が高まっています。
「（会談を）やる以上は何が何でも小沢さんを説得する、説得できなければ決別するというぐらいの覚悟で当たってもらいたい」（自民党 高村正彦元外務大臣）
総理周辺は“あえて「小沢切り」はしないが、会談が決裂した場合、積極的に党に押しとどめる考えはない”と冷ややかです。
「小沢さんたちが勝手に出て行く分には仕方ない」（総理周辺）
今後の政局を左右する野田・小沢会談の行方を永田町全体が固唾を呑んで見守ることになりそうです。（24日16:35）

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